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布団を干すといい匂いがするのはなぜ?正しいやり方で快眠を手に入れよう

布団

お布団を外に干すと、何だかいいにおいがしてよく眠れますよね?

ところであの「いい匂い」の正体って、一体何なのかご存知ですか?

この記事では、そんな疑問にお答えするのと同時に、以下の内容についてお話をしたいと思います。

  • 布団を干したあとの匂いの正体とは?
  • 布団干しの正しい方法・時間帯
  • 布団干しではダニは死滅しない!?
目次

布団を干すといい匂いがするのはなぜ?

晴れた日に、お布団を庭やベランダに干しておくと、とってもいい匂いがしますね。

この匂いの正体って、一体何なのでしょう?

布団の「お日様の匂い」の正体

某化粧品メーカーの研究によると、お布団を干したあとの匂いの正体は、布団に染みついた汗や皮脂の成分が太陽の光や熱によって分解されたアルコールや脂肪酸なのだそう。

その匂いを嗅ぐと、人間の脳からはリラックス効果があると言われる「アルファ波」が出るのだそう。

だから、布団を干した夜は気持ちがよく、スヤスヤと眠れるんですね~。

なお、布団を干した後ちゃんと冷まさないと「暑くて眠れない!」ということにもなりますので、お布団を外から取り入れたあとは、広げて冷ましてあげるようにして下さいね。

「ダニの死臭説」は間違い!

何年か前に、「布団を干したあとの匂いは、ダニの死臭だ」なんていう噂が飛び交いましたが、これは真っ赤な嘘です。

そもそもダニが死ぬためには「50℃以上の温度」が必要とされています。

しかし、いくらカンカン照りの日に布団を干しても、50℃以上の温度になる可能性があるのはお布団の表面だけ。

ダニは涼しいところを求めて、布団の奥深くに逃げ込んじゃうだけで、ほとんど死にません。

布団を干す効果とは?

布団を干す

お布団を定期的に干すと、いい匂い以外にも様々な効果が期待できます。

布団のいい匂いでよく眠れる

先ほどお話した「いい匂いの成分」のおかげで、人の脳はリラックス。

副交感神経が刺激されて、とっても気持ちがよく眠れます。

布団の湿気を取ってくれる

実は、人間は寝ている時にコップ一杯分(約200cc)の汗をかくと言われています。

定期的にお布団を干してあげないと湿気が中にたまり、カビの原因になります。

またダニは「温度20℃~30℃:湿度60%以上」の条件を好むと言われ、湿気がたまった布団は、まさに絶好の棲み処。放置しておくと、「大量発生」の危険も…

布団を干す正しい方法や時間帯

快眠効果や布団のメンテナンスのためにも、定期的な布団干しが必要です。

ここからは、布団を干す際の正しい方法や適した時間帯についてお話をします。

干す時間帯は10時~15時の「ゴールデンタイム」に

お布団を干す場合は、10時~15時の間が「ゴールデンタイム」と言われています。

逆に10時より前と15時以降の時間帯は、布団が湿気りやすい時間帯なので、避けましょう。

晴れた日に干す

お布団は晴れた日に干すのが重要ポイントです。

晴れていても、前日が雨の日は地面から水分が蒸発して湿度が高い状態なので避けましょう。

なお、曇りの日に布団を干すことに意味はあるのかについては、下の記事も参考にしてみて下さい。

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途中で布団を裏返す

布団を干すときには、必ず両面を乾かすために途中で裏返しましょう。

まず最初に「いつも体に接している部分」を表にして長めの時間干して、裏返したら裏面もしっかりと乾かしましょう。

布団を叩くのはNG!

布団を干すと、どうしても布団叩きでバンバンやりたくなりますが、まったく意味のない行為なので絶対にやめましょう。

布団を叩くと、何やら白い粉が舞って綺麗になっているように思いますが、実はアレ、布団の中の繊維がちぎれたもの。

単に「布団を傷めつけている行為」にすぎず、せっかくのお布団の寿命が短くなってしまいます

また布団の表面にいたダニもビックリして奥深くに逃げ込んでしまい、これも逆効果に。布団のホコリを払う際には、手で払う程度にとどめましょう。

SNS上では、「布団叩きの音がうるさい!」などの投稿が相次ぎ、場合によっては「騒音クレーム」に発展するケースも…

布団を干してもダニは死滅しない?

ダニの対策にも役立つ布団干し。

実は、布団を干してもダニはほとんど死滅しません。

ダニは「50℃以上の温度」で死滅が始まると言われています。

もう少し厳密に言うと、ダニの死滅条件は「50℃以上を継続して20~30分」「60℃以上ならほぼ即死」です。

先ほどもチラッと触れましたが、いくら真夏の炎天下にお布団をほしても、布団全体が50℃以上になることはほとんどありません。

とあるテレビ番組の実験では、真夏の炎天下に布団を干しても、内部の温度は35度程度にしかならず、ダニのほぼ100%が生き延びていたという結果も。

また一部メディアでは「夏の車中に布団を入れておく」というダニ退治の方法を紹介していますが、これもおすすめできません。

というのも、車の中というのはもともとダニが好む環境。シートの下は特に環境がいいと言われています。

車中に布団を入れておくことで、確かにダニが死滅する効果はありますが、涼しい場所を求めて車のシートの下に逃げ込むものも出てきます。

また車中で発生したダニの死骸が舞うと、エアコンをかけた際にそれらが「アレルギー物質」として循環し、体に悪影響を及ぼす危険性まであります。

正しいダニの駆除方法については、下の記事で詳しく解説しています。

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布団を干すといい匂いがするのはなぜ?まとめ

今回は、布団を干した時の匂いの正体と、正しい干し方についてお話しました。

今回のお話をまとめます。

  • 布団を干した時の匂いにはリラックス効果がある
  • 布団干しは、湿気&ダニ対策にも役立つ
  • 布団干しの正しい方法を知ろう

当サイトでは、お布団の正しいカビ対策やダニ駆除などのメンテナンス方法をはじめ、様々なお布団に関する悩みごとに関する解決策を発信しています。

これからもみなさんへより多くの情報をお届けしていきますので、よろしくお願いします。

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