「毎日使うお布団のダニが気になる」という方は多いと思います。
ダニの厄介なところは、目に見えにくいところ。
「なんだか体がかゆいな~」と思って拡大ルーペで布団を覗いてみると…大量のダニが。
そんな経験は、絶対にしたくないですよね?
というわけで今回は、「布団のダニを取る方法」から「布団のダニを予防する方法」までを3ステップにわけて解説していきたいと思います!
布団のダニを取る方法は3ステップ!
退治しないといけないダニは「2種類」
布団からダニを退治するといっても、ダニには「2種類」あります。
「ヒョウダニ」とか「ツメダニ」とかの「ダニの種類」という意味じゃないです。
2種類というのは「生きたダニ」と「死んだダニ(死骸)」のことです。
人の体に影響を与えるのは、生きたダニだけではありません。
実は、ダニの死骸も人体に悪影響を及ぼすんです!
生きたダニは、主に人を噛みます。
そして死んだダニの死骸は、ハウスダストとなって咳などの「アレルギー反応」を引き起こす原因になります。
生きていても死んでいても人に危害を加えるなんて…ダニってしつこい!!
というわけで、お布団のダニを取るには「生きたダニ」と「死んだダニ」の両方に対策をしなければいけません。
お布団のダニを取るには、次の3段階を踏まえる必要があります。
- 生きたダニを死滅させる
- ダニの死骸を回収する
- ダニの発生を予防する
ここからは、各ステップを順番に解説していきますね!
布団のダニを取る方法【STEP①ダニを死滅させる】
では、まず最初に「生きたダニ」を取るためのステップです。
でも、普段から日常的に行なっている方法では、ほとんどダニを死滅させる効果はないんです…!
天日干しではダニは死滅しない!
晴れた日にお布団を天日干し。気持ちがいいですよね。
でもちょっと待った!
実は、天日干しにはダニを死滅させる効果はほぼありません。
というのも、ダニを死滅させるためには「50度以上の温度」が必要とされています。
いくらお布団を天日干しにしていても、さすがに50度以上を保つことはできません。
そもそもダニは、明るい場所が大キライ。
ダニは、なるべく涼しく暗い所を求めて布団の中を移動するだけです…
掃除機でも生きたダニは吸えない!
「じゃあ、掃除機でダニを丸ごと吸ってしまえ!!」
と考える方もいるでしょう。
しかし、ダニは鋭い爪をもち、脚力もハンパない生き物。
掃除機で強力に吸っても、布団の繊維に爪を引っ掛け、踏ん張ります。
実は、掃除機では生きたダニはほとんど取れないそうなんです…。
布団のダニを死滅させる方法
「じゃあ生きたダニには、打つ手がないってこと?!」
と癇癪を起すのは、まだ早いです(笑)。
ちゃんと、布団に繁殖した生きたダニを取る方法はあります。
コインランドリーで乾燥する
ダニは薬剤を使用する以外では、高温で死滅させる方法が一般的です。
ダニは「50度以上の温度で20~30分」で死滅すると言われており、60度を越えるとほぼ一瞬で死滅するそうです。
コインランドリーの乾燥の温度は80度近くあり、布団のダニを死滅させるにはもってこいですね。
全国に600店舗近く展開するコインランドリーの「マンマチャオ」さんは、YouTube動画で「コインランドリーにおけるダニの死滅効果」について公開されています。
コインランドリーは布団の生きたダニを死滅させる効果が高いことがわかります。
ただし、布団の種類によっては「洗えないもの」や「乾燥機使用不可」のものもあります。
自分では判断できないものについては、プロの業者である「布団クリーニング」に任せた方が良さそうです。
間違った判断で高価なお布団が台無しになると、余計にお金がかかってしまいます。
スチームアイロンをかける
この方法は、お布団の洗濯表示が「アイロンOK」の場合にのみ、使えるテクです。
お布団に高温のスチームアイロン(100℃!)をかけることで、ダニを死滅させることができます。
布団にスチームアイロンをかける手順です。
- 布団に「あて布」をかける
- スチームアイロンを1箇所につき数秒あてる
- 終わったら、天日干しもしくは乾燥機でしっかり乾かす
アイロンであれば、ほとんどのご家庭にあるでしょう。
手間はかかりますが、電気代以外コストがほぼかかりません。
ただしもう一度言いますが、布団の洗濯表示に「アイロンOK」と書かれているかを必ず確認するようにして下さい。
布団クリーニングに出す
手間をかけず、もっとも確実にダニを取る方法です。
布団クリーニングは、ダニだけではなく、布団の奥深くに沈着した汚れやカビなどすべてを「丸洗い」で落としてくれます。
布団1枚あたり数千円~と高額ですが、年に1回ペースでもクリーニングをしておくだけでダニの心配が減るというメリットがあります。
特に共働きや家事で忙しいご家庭には、おすすめです。
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布団のダニを取る方法【STEP②ダニの死骸を回収する】
「生きたダニ」を死滅させたら、万事OK!…ではありません!
布団にはまだ「ダニの死骸」が残っています。放置しておくと「アレルギー」の原因になってしまいますよ!!
STEP2「ダニの死骸の回収作業」に移りましょう!
※なお布団のクリーニングを利用した直後は、この工程は不要となります。
クリーナーをかける
アレルギーを引き起こす原因となるのは、「ダニの死骸」と「ダニの糞(フン)」です。
これらがハウスダストとなって体内に吸い込んでしまうと、咳などの「アレルギー症状」の原因になります。
そのため、ダニを死滅させた後には必ずクリーナーをかけて掃除する必要があります。
また同時に、布団についたダニのエサとなる「フケ」なども同時に吸い取ることができます。
布団のダニの死骸や糞を掃除するには、主に下のどちらかを使用します。
- 布団専用クリーナー
- 普通の掃除機
「布団専用クリーナー」といえば、代表的なのが「レイコップ」ですね。
布団専用なので掃除がしやすく、除菌ができたりダニを死滅させるための温風が出るタイプのものまであります。
また、普通の家庭用の掃除機でも可能です。
家庭用掃除機を使う場合は、「布団掃除用ノズル」に変えた方がやりやすいでしょう。
お布団の詳しい掃除方法については、下の記事で詳しく解説しています。
布団のダニを取る方法【STEP③ダニの発生を予防する】
STEP①「生きたダニを死滅させる」、STEP②「ダニの死骸を掃除する」が終わりました。
あとはダニの発生を抑えるための「予防」をすれば、一連のダニ対策は完璧です。
布団の湿気対策
いくらダニ退治が完了しても、日々のメンテナンスができていないと、再びダニの恐怖に襲われてしまいます。
そのために必要な対策が、「日々の湿気対策」です。
普段、こんなことをしていませんか?
- 毎日布団を敷きっぱなし
- 床の上に布団を「直敷き」している
- 起きたらすぐに布団を畳む
- 布団が温かいまま押し入れにしまう
- 布団をほとんど干さない
これでは、毎日の寝汗などで布団はかなりの「湿気」を帯びてしまいます。
布団にとって、湿気はダニだけでなく「カビ」の原因にもなります。
詳しい布団の湿気対策については、下の記事を参考にしてみて下さい。特に梅雨の時期には、要注意です。
ダニ防止シーツを使う
ダニの発生を予防するため、寝具にダニ防止用のシーツを利用する事をおすすめします。
敷くだけでダニよけ効果を発揮してくれるので、簡単&便利です。
布団のダニを取る方法 まとめ
今回は、お布団のダニを取る方法~ダニの予防について3ステップに分けてご紹介しました。
3ステップをもう一度まとめます。
- 「生きたダニ」を死滅させる
- 「ダニの死骸やフン」を掃除する
- ダニが発生しないように予防する
ダニを除去する・退治するというのも大事ですが、それよりも大事なのが、日々の対策やメンテナンスです。
このブログでは、お布団のメンテナンスに関する様々な情報を発信していますので、他の記事も楽しんで下さいね♬
では!